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底辺サラリーマンのほのぼの社蓄生活

生きるのに疲れた底辺サラリーマンが日々の雑記を記していきます。

会社を辞めるという発想ができないから自殺を選ぶのではない

人生 会社 健康
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どうも、社蓄くんです。

今日は自分が思うことについて書き留めたいと思います。

 

日本社会はエスカレーター式にできています。

小学校、中学校、高校、大学、大学院と勉強を積み重ねて、就職を行います。

大学進学率は最新のデータで50%を超えており、男性に関しては50%後半に迫る勢いのようです(文科省などのデータを参考にしました)。

過半数の日本人が、22歳まで勉強に勉強を重ねて、社会に飛び出していくわけです。高卒で就職する人も、18歳まで勉強を重ねて、会社に入ります。

日本の大手企業のほとんどが、このような若者たちを一括で採用し、研修プログラムを受けさせて、企業戦士として育てていきます。新入社員たちを一同に集めて行う集合研修や、その後のOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)という実務研修を通して、立派な企業人となっていくのですが、なかには、途中でそこからドロップアウトしてしまう人もいます。

人間はロボットではなく、感情豊かな生き物ですので、機械的な会社の風土や、理不尽な労働環境に、全ての人が適応していくことができるとは限りません。

運悪くそのような会社・職場に配属となり、環境適応があまり上手ではない若手が、入社数年で会社を辞めたり、休職をしたりするのが現実です。

一度会社を辞めたり、休職をすると、新卒で問題無くやってきた人たちとは一線を引かれるように思います。

従順に大人たちに従い、国が作ったエスカレーターに乗って就職までやってきた真面目な若者は、このエスカレーターから途中下車をするのを極度に恐れています

このエスカレーターから一度降りてしまえば、まっとうな生活は送ることが出来なくなる、という強迫観念を抱いてしまうのです。

確かに、精神疾患を発病して、会社を長期に休職、復職できずに退職に至るような状態ならば、そこからリカバリーするのは大変ではあると思いますし、長期にわたり就労が不可能になってしまう、という状況も考えられます。

会社を辞める理由が、ポジティブであることが事実である場合、つまり、自分のステップアップや他にやりたいことがある、というのならば、乗っていたエスカレーターを乗り換えるだけですので、生活水準に大きな変化は起きないと思います。

ただ。ネガティブな事実で会社を辞めた場合、つまり、業務で精神疾患を発病し、休職し、その結果、会社を辞めるという状況や、精神疾患を発病せずとも、会社に適応できなくなり(適応障害とまではいかないレベル)、会社を辞めることになった、という状況ならば、そこからまた同じような状況まで復帰するのは、やはり大変であると思います。

結局は会社に勤めない生き方を模索するしかない、という可能性もあります。

しかしながら、会社に勤めない生き方を見つけることが出来ない場合は、どうなるのでしょうか?

自営業や農業など、会社に勤めない生き方はいくらでもありますが、それをやったことがない人がすると、「本当に自営業で生きていけるのか?」と言う不安が大きい可能性もあると思います。

実際に、自営業で独り立ちするのは簡単なことでは無いでしょう。

そういうことを考えていると、会社に適応できていない状況だとしても、会社を辞めることはできず、会社を辞めるぐらいなら自死を選ぶ、という発想が出てくるのだと思います。

うつ病などの精神疾患で、「自死するぐらいなら会社を辞める」という発想すら出てこないほど、思考能力が低下しているのではなく、考えに考え抜いた末に、将来の展望が自分の希望と大きく逸脱するということが、ほぼ確実に予想されると悟ったとき、人は死を選ぶのではないかと思います。

つまり、若者の自死について、「自死するぐらいなら会社を辞めろ」というのは、安易な提案であるように思います。

自死を実行する人は、周りの人間が思っている以上に深く考え、行動していると思います。